国際情勢の中で、日本のとるべき方向性を考えます。地政学、リアリズム、プロパカンダの観点から、日本の真の独立のためのヒントとなる情報を発信してゆきます。
国際情勢の中で、日本のとるべき方向性を考えます。地政学、リアリズム、プロパカンダの観点から、日本の真の独立のためのヒントとなる情報を発信してゆきます。
歴史によって刷り込まれた、物事に対する日本人の“根本的な感じ方”を問うた「日本人と民族的『刷り込み』」、日本人の品格を再生させるためには、正当なる“武士の伝統の再認識”が必要とする「品格とは何か」、ほかに「謝罪・不戦決議を許せない理由」「夫婦別姓論義と伝統」「税金を払っている理由」等、日本人のアイデンティティを支えてきた意識構造に迫る近年の力作を揃えた評論集。
日本人の歴史観と意識構造に迫る力作評論集。歴史によって刷り込まれた、物事に対する日本人の“根本的な感じ方”とは何か。日本人の意識構造を問う力作評論集、待望の文庫化。
本書は、日本人のアイデンティティを支えてきた意識構造や、謝罪・不戦決議、戦後補償をめぐる言論界への批判、宗教、税金、官僚などについての評論を集めたものだが、興味深いのは、それらがすべて口述された作品ばかりであるという点だ。
この点について渡部自身、資料が完備され、アクセスも容易になった時代だからこそ「どう考えるか」が重要であり、そのためにあえて「自分の頭の中にあることしか語らない」ことにこだわったのだという。収録作品は、「日本人と民族的『刷り込み』」をはじめ、日本人の品格を再生させるためには、正当なる“武士の伝統の再認識が必要”とする「品格とは何か」、ほかに「謝罪・不戦決議を許さない理由」「夫婦別姓論議と伝統」「税金を払っている理由」など、15本。2年前に刊行された単行本の文庫化だが、いずれも今日的な問題であり、主題によっては現在のほうが、かえって切実になっているものがあるのが面白い。
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