日本とシナ―1500年の真実

日本とシナ―1500年の真実
  • ISBN:4569648576
  • 254p 19cm(B6)
  • PHP研究所 (2006-03-31出版)

渡部 昇一【著】

  • [B6 判] NDC分類:319.102 販売価:\1,470(税込) (本体価:\1,400)

「反日」と「覇権主義」を振りかざす隣国とどう向きあうべきなのか。過去を一方的に反省する必要はない!日本人が知っておくべき日中関係史の真髄。

  • 第1章 日本文明とシナ文明 ――神道を守り抜けば日本人は文明の誇りを維持できる
  • 第2章 皇神(すめかみ)の厳(いつく)しき国 ――聖徳太子が記したシナと対等以上の関係を持つ資格
  • 第3章 江戸・漢学者の論争 ――日本精神を発見して維新の土壌をつくった儒者たち
  • 第4章 日清戦争 ――近代日本はなぜシナ文明と対決せざるをえなかったか 
  • 第5章 三国干渉とシナの悲劇 ――清国の衰退が東アジアに危機的状況をもたらした
  • 第6章 日露戦争 ――日本海海戦の勝利は清国に大きなショックを与えた 
  • 第7章 シナをめぐる日米の対立 ――対日反感という暗雲が日本の東方から湧き上がった
  • 第8章 コミンテルンの赤い魔手 ――日本との関係悪化の引き金を引いた孫文の容共路線
  • 第9章 満州事変前夜 ――満州にいた日本人への攻撃を幣原外相は見過ごした 
  • 第10章 満洲建国の正統性 ――リットン伯は「日本の侵略とはいえない」と報告した
  • 第11章 蘆溝橋事件の真相 ――日本政府は事件後三週間、不拡大方針を維持しつづけた
  • 第12章 シナ事変 ――一級資料のなかに「南京大虐殺」を示すものは一つもなかった
  • 終章 シナとどう向きあうか ――われわれが歴史のなかから学ぶべきことは何か

長い歴史を経てきた両国のあるべき関係を読み解くためには、正しい知識が必須である。日本文明とシナ文明はいかに異なるのか? 相互交流のあり方とは? そして、近現代史の真実はどこにあるのか……。本書は、そのような日中関係史の真髄を、わかりやすくまとめた決定版である。

ちなみに本書では、あえて「シナ」という呼称を用いている。なぜか。それは「中国」という言葉の本来の意味が、「自分にとっていちばん大切な国」ということだからである。日本でも、日本書紀から幕末まで、自国(日本)を指して「中国」と呼ぶことがあった。しかも「中国」(中華)という言葉を使うとき、周辺の諸民族を未開人とみなす伝統的意味も含まれる。中華人民共和国や中華民国の略称として以外に「中国」という言葉を使うのは適当ではないのである。

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