東條英機 歴史の証言 東京裁判宣誓供述書を読みとく

東條英機 歴史の証言 東京裁判宣誓供述書を読みとく
  • ISBN:4396612710
  • 20cm 555p
  • 祥伝社

渡部昇一【著】

  • [B6 判] NDC分類:210.75 販売価:\2,310(税込) (本体価:\2,200)

私がこの宣誓供述書に基づく昭和史を述べてみようという気になったのは、東條さんが、「大東亜戦争は、自存自衛の戦いだった」と主張してやまなかったからです。それだけなら、一つの自己主張ということで終わりですが、東京裁判をやらせた当のマッカーサーが、帰国後、上院の委員会で東條首相の主張を認め、次のように述べていることです。

Their purpose, therefore, in going to war was largely dictated by security

この英文は、すべての日本人が覚えておかなければなりません。日本人はいまこそ、本当の「昭和史」を知るべきなのです。

  • はじめに--------この第一級資料が、なぜ埋もれいていたのか
  • 第一章 昭和十五年の日本と世界
    わが経歴
    第一次近衛内閣の成立とその当時に於ける内外の情勢
    二大重要国策
  • 第二章 三国同盟
    三国同盟
    北部仏印進駐
    日華基本条約と日満華共同宣言
    日ソ中立条約 並びに松岡外相の渡欧
  • 第三章 日米交渉と南部仏印進駐
    第二次近衛内閣に於ける日米交渉
    対仏印泰施策要綱
    南部仏印進駐問題
    独ソ開戦に伴う日本の態度決定
  • 第四章 第三次近衛内閣と日米交渉決裂
    第三次近衛内閣に於ける日米交渉(其の一、九月六日御前会議以前)
    九月六日の御前会議
    太平洋作戦準備
    第三次近衛内閣に於ける日米交渉(其の一、九月六日御前会議以後)
    第三次近衛内閣の総辞職
  • 第五章 東條内閣成立
    東條内閣の組閣
    十一月五日の御前会議及び其の前後
    陸海軍合同軍事参議官会議
    十一月五日の御前会議
    東條内閣における日米交渉
  • 第六章 開戦
    重臣懇談会
    十二月一日の御前会議
    十二月一日の御前会議終了より開戦に至る迄の重要事項
    真珠湾攻撃の実施
    ルーズベルト大統領より天皇への親書
  • 第七章 捕虜の扱いに関する問題について
    部内統督の責
    捕虜処罰法
    空撃軍律
    泰緬鉄道の建設
    捕虜処理要領及び捕虜収容所長に与えた訓示
    捕虜関係の陳述の訂正
  • 第八章 大東亜会議
    日本の企図せる大東亜政策 殊に之を継承して
    東條内閣に於いて其の実現を図りたる諸事項
    陸軍と政治との関係
    軍紀の確立に関し私の執った政策
    ソ連並びにコミンターンとの関係
  • 第九章 敗戦の責任
    摘要

おわりに----虚偽につき固められた「昭和史」に訣別を

  • <年表>本書関連年表
  • <年表>東条英機の経歴
  • <地図>太平洋域をめぐる本書関連地図
  • <地図>シナ大陸における日本の占領地域
  • <資料>日米交渉・日本側最終提案 甲案、乙案
  • <資料>日米交渉・米国側最終回答「ハル・ノート」全文
  • <大東亜宣言>全文
GHQが封印した歴史の真実
「日本はなぜ、戦争をせねばならなかったのか?」
日本人が知っておくべき本当の「昭和史」

マッカーサーは、朝鮮戦争を経験してみて、初めて大東亜戦争の意味に気づき、帰国後の1951年5月、上院軍事外交合同委員会において、次のように証言した。

〈Their purpose, therefore, in going to war was largely dictated by security〉
(彼らが戦争に突入した主たる動機は、自衛のためだった)

この証言は、東條首相が遺した供述書の論旨と全く同じものである。このことを、誰よりも日本人が知っていなければならない。(著者)

<いま知っておくべき本当の「昭和史」  著者>

 私がこの宣誓供述書に基づく昭和史を述べてみようという気になったのは、東條さんが、「大東亜戦争は、自存自衛の戦いだった」と主張してやまなかったからです。それだけなら、一つの自己主張ということで終わりですが、東京裁判をやらせた当のマッカーサーが、帰国後、上院の委員会で東條首相の主張を認め、次のように述べていることです。

〈Their purpose, therefore, in going to war was largely dictated by security〉

この英文は、すべての日本人が覚えておかなければなりません。日本人はいまこそ、本当の「昭和史」を知るべきなのです。

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