渋沢栄一 男の器量を磨く生き方

渋沢栄一 男の器量を磨く生き方
  • IISBN:9784884747763
  • 227p 19cm(B6)
  • 致知出版社 (2007-05-15出版)

渡部 昇一【著】

  • [B6 判] NDC分類:289.1 販売価:\1,575(税込) (本体価:\1,500)

日本実業界の礎を築いた男・渋沢栄一。

「論語と算盤」で知られる在野の巨人が残した生き方のメッセージをいま混迷する日本人におくる

  • 第1章 志の原点
  • 第2章 人間通
  • 第3章 運命を拓いた海外渡航
  • 第4章 強兵の前に富国あり
  • 第5章 産業育成にかける
  • 第6章 渋沢栄一の人生訓20―人生成功の秘訣

 近代日本の財政、産業そして教育は、渋沢栄一を抜きにして考えることはできない。

 約五百の企業と六百の教育機関・慈善事業団体に関与し、日本の発展を民間の立場から支えた。

 大財閥になる機会が何度もありながら、それを望まず、個人的な財産をあまり残さなかった。

 それは、渋沢が幼少より『論語』を学んだことに起因する。

「『論語』は処世上最も尊い実践道徳であり、実業家の金科玉条となすべき教訓が山のようにある」と説き、自らもその教えを生涯にわたって実践した、一道を貫いた男なのである。

 現代の日本は彼が目指した方向には進んでいないだろう。

 渋沢栄一が生きていたら、どのようなアドバイスをするだろうか。そんなことを想像しながら本書を読むのも一興だ。

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